日本犬で一番多く飼われている『柴犬』を家の中で飼うときの注意点をまとめました。
柴犬の基礎知識
柴犬はこんな犬です。
性 格
柴犬は、一般的に独立心が強く頑固で、主人に対しては忠実で警戒心も強いため、番犬に適しています。
綺麗好きで、新しいものに対し警戒心を持つデリケートな面もあります。
大きさ
柴犬は天然記念物に指定される6犬種ある日本犬の中で、唯一の小型犬とされています。
成犬で体高35-41cmくらいです。
なお、今人気のある豆柴は小型の系統の柴犬を選んで交配し、繁殖させたもので、分類としてはあくまでも柴犬ですので、普通の柴犬と変わらないくらい大きくなることもありますので、十分理解して飼う必要があります。
日本犬6犬種 柴 犬 小型犬 北海道犬 中型犬 甲斐犬 中型犬 紀州犬 中型犬 四国犬 中型犬 秋田犬 大型犬 |
重さ
柴犬の成犬の体重は7~11kgくらいです。
子犬は以下の通り生後6か月まではどんどん大きくなりますが、7か月を過ぎると大きな変化はなくなります。
子犬の体重 生後 2か月 1.8kg 生後 3か月 2.5kg 生後 4か月 3.7kg 生後 5か月 4.8kg 生後 6か月 5.8kg 生後 7か月 6.5kg 生後 8か月 7.1kg 生後12か月 7.7kg |
身体的特徴
【毛色】
赤(茶)、黒、白、胡麻があり、だいたい80%が赤柴だそうです。
【巻尾】
クルンと丸まったし尻尾には左巻き・右巻き・さし尾・太刀尾など種類があります。
【麿呂眉】
黒柴にはっきり現れますが、赤柴は外とつながったような模様になります。
【立ち耳】
ピンと立った耳も柴の特徴ですが、嬉しいときに耳が平行になることを「うれ耳」や「ヒコーキ耳」と表現します。
柴犬の室内での飼い方
以前は、柴犬は一般的に番犬として庭や玄関先で飼われていましたが、最近は室内で飼うことが多くなってきました。
本来狩猟犬だった柴犬を室内で飼うときの注意点です。
散歩・運動
柴犬は猟犬としての山を駆け回っていた犬種なので、狭い部屋の中で運動できないとストレスがたまり、家具などを噛んだり、問題行動に出る場合があります。1日1時間程度目安に散歩など運動欲求の解消をさせましょう。
そらうみは朝と夕方2回に分けて行っています。
室内温度
比較的生活環境の適応能力には優れているが、夏の暑さや湿度の高い気候は得意ではありません。目安となる室温は25~28度、湿度は50~70%です。
エアコンの設定温度ではなく、室温が25~28度になるように設定することに注意してください。
トイレの場所
よく1つのケージの中に寝床とトイレトレーを置くことがありますが、これはNGです。
柴犬はきれい好きのため、寝床の近くではトイレをしないので、注意してください。
うちもこれをやっていて、トイレのトレーをベッドにされてました。
ケージの設置
柴犬は縄張り意識の高い犬種のため、ケージで囲ってテリトリーとすることで安心して過ごせます。
寝床は狭いところを好みますので、うちはケージの中にクレートを入れています。
エサの上げ方
犬は1回で1日分食べられるほど胃が大きいので、目の前にある餌をおなかいっぱい食べる習性があります。
1日の給与量の半分ずつ2回に分けてあげましょう。
犬にあげてはダメな食べもの
抜け毛対応
柴犬は、表層と下毛の毛質が違うダブルコートが特徴です。下毛(アンダーコート)の増減で体温を調整します。
特に、柴犬のアンダーコートは毛量が多く、春と秋の換毛期には、抜け毛の掃除が大変です。
うちは、犬服を着せることで飛散抑制をしています。
コメント
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