柴犬と梅雨を楽しく過ごすために8つの注意すること

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 今年は全国的に梅雨入が早く、すでに雨が続いて高温多湿の気候となってきています。
蒸し暑く、ジメジメして過ごしにくい季節ですが、柴犬にとっても梅雨は快適に過ごしにくく、気をつけたいことがたくさんありますので、少しでも楽しく過ごすために情報共有をしたいと思います。

熱中症にかかりやすい

 犬は体毛で覆われていて汗がかけないために体温調節が苦手で、暑いときにハアハアと舌を出して、口の中の唾液を気化させることで体温を下げるのですが、湿度が高いと唾液が蒸発しにくく、体に熱がこもりやすいため、熱中症に注意が必要です。

 室内気温26℃、湿度60%を超えると熱中症になる可能性が高くなると言われていますのでエアコンや除湿機等を活用し快適な環境にしてあげましょう。

皮膚病のリスクが上がる

 柴犬はダブルコートの毛で覆われているため、湿度が高くなると体毛が蒸れやすく、細菌が繁殖して皮膚病にかかりやすくなります。

 予防としては、普段使ってるベッドやクッションをまめに洗濯して清潔な環境を保ち、定期的なシャンプーやブラッシングをしてあげましょう。

運動不足でストレスが高くなる

 他の犬より運動量の多い柴犬は、雨降りが続いたりして散歩や運動不足のストレスで、皮膚をかきむしったり、前足を舐めたりして皮膚のトラブルになることがあります。

 散歩の時間が短かかったりする場合は、室内で遊んであげたり、室内ドッグランや高架下の公園など屋根のある場所で運動させてストレス解消させましょう。

 ストレスがたまると家具やクッションなどをかんでしまったりするので、嚙んでもよいおもちゃをあたえるとストレス解消になります。

高湿度で蒸れて体臭が強くなる

 ダブルコートの毛を持つ柴犬は、湿度が高いと蒸れて体臭が強くなりがちですが、シャンプーしすぎると皮膚のバリア機能が低下して、皮膚のトラブルを招きやすくなります。

シャンプーは月に1~2回にとどめ、ドライシャンプーなどで臭いや汚れを落とすと良いですよ。

食べ残し放置で食中毒のリスク

 湿度が高くなると、細菌が繁殖し『食中毒』を起こす危険性があります。

 食べ残したりしたフードをそのままにしたりせず、開封したフードは密閉ができる容器や食品保存用袋などに移して保管しましょう。

 また、ワンちゃんの使用する食器などは、食事が終わったらすぐに普段より念入りに洗浄しましょう。

 犬の食器を洗ってもヌルヌルするのは、細菌などが作りだす「バイオフィルム」と呼ばれる膜が原因です。

 人間の唾液は弱酸性ですが、犬の唾液はアルカリ性で細菌が繁殖しやすいため、時間がたつとバイオフィルムが形成されてしまいます。

 ヌルヌルをとるためには、中性洗剤では落ちにくいためクエン酸などの酸性のものを使用するか、食器を濡らす前に乾いたティッシュで拭き取って膜を壊してからあらってあげるといいですよ。

病気を媒介する害虫に注意

 高温多湿になると、蚊やノミ、ダニなどの害虫の活動が活発になります。

 そらうみは毎年5月頃から動物病院で『ネクスガード』というフィラリア予防及びノミ・マダニ駆除薬を処方していただいて毎月1回食事に混ぜて与えています。

  蚊はフィラリア虫を媒介し、犬の体内に入ると犬の血管の中で成長し、最終的に心臓に寄生して機能障害を引き起こします。

 フィラリア症に関しては定期的な投薬・注射で予防できますが、蚊にさされたかゆみで、かきむしって皮膚を傷つけたり、アレルギー皮膚炎になったりするため、散歩のときなどは虫除けスプレーやローションなどの蚊よけ対策をしましょう。

ノミ

 ノミに刺されると痒くなったりするだけでなく、ノミの唾液でアレルギー反応を起こす「ノミアレルギー性皮膚炎」という広範囲のかゆみを伴う皮膚炎になる恐れがあります。

 またグルーミング(毛をなめる)などして、ノミが直接体内に入ってしまうと小腸に瓜実条虫(サナダムシ)が寄生してしまうことがあります。

 瓜実条虫が寄生すると、症状としては下痢や肛門にかゆみを感じ、糞に瓜実条虫がまじることがあります。

 瓜実条虫は寄生虫駆除薬で比較的簡単に駆除できます。

 日頃のブラッシングやシャンプーなどでノミの繁殖防止をしましょう。

マダニ

 マダニはアレルギー性皮膚炎、ダニ麻痺症、ライム病などさまざまな病気を媒介します。

 マダニは屋外に生息しているので、散歩の時に草むらへ入ると連れて帰ってきたりしてしまいます。吸血前は3mmほどの大きさなので見つけにくいですが、吸血すると1cmほどの大きさになるので見つけやすくなります。

 ただし、犬についているマダニを見つけてもすぐに取り除こうと引っ張って無理やり剥がそうとしないようにしてください。ダニはガッチリ皮膚に噛み付いているので、ダニの頭部がちぎれて残ってしまい、数週間も腫れが引かなくなるそうです。

 犬を動物病院に連れて行くか、ダニの駆除剤を塗るなどして弱らせてから取り除くようにしましょう。

感染症予防にワクチン接種

感染症予防のための混合ワクチンの接種は、狂犬病ワクチンと違って接種の義務はありませんが、大事な愛犬を病気から予防するために年1回接種が推奨されています。

雨の散歩はアフターケアが重要

 運動量が必要な柴犬は、散歩ができないとストレスを感じるので、雨の中の散歩は必須です。

雨で体が濡れた後のケアも大切なので、ちゃんとお手入れしてあげましょう。

雨雲レーダーで土砂降り回避

 散歩に出る前に天気予報や雨雲レーダーをチェックし、比較的降雨量が少ない時間を狙いましょう。
 そらうみは散歩前にYahoo天気の雨雲レーダーのスマホアプリをチェックしています。

雨雲レーダー - Yahoo!天気・災害
全国各地の実況雨雲の動きをリアルタイムでチェックできます。地図上で目的エリアまで簡単ズーム!

 レインコート

 ダブルコートを持つ柴犬は雨の中もへっちゃらですが、レインコートを使うと体毛が濡れずに済むために、帰宅後のケアがラクになります。

 レインコートは脱着が簡単なものや着せるのは大変ですがお腹の泥はねもガードしてくれるタイプのレインコートもあるので、使いやすいものを選びましょう

散歩の後の足拭き

  雨で濡れた足の裏と指の間は泥や細菌もつきやすく、乾きにくいでしっかり拭いてあげましょう。
 ただし足を水洗いをし過ぎることにより、必要な脂分がとれてしまうことで皮膚がカサカサになってしまうことがあるので、犬用のケアクリーム等でケアをしてあげましょう。

ドライヤーでしっかり乾かす

 雨で体毛が濡れた場合や、シャンプーをしたあとはタオルだけでなくドライヤーを使ってしっかり乾かすのがベストです。生乾きのままで細菌の繁殖をさせないようにしましょう。

耳のケア

 耳の中も細菌が繁殖しやすいのですが、耳が立っている柴犬はあまり問題になりません。適宜イヤークリーナーでお手入れする程度で良いでしょう。

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まとめ

 梅雨はジメジメして心身ともにトラブルを感じやすい時期です。

 雨のため外で遊べないので、室内で犬と一緒に遊んでストレス解消したり、体のお手入れをして気持ちよく過ごせるようにしながら乗り切りましょう。

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