柴犬は、その愛らしい顔つきや独立心の強さで人気の高い日本犬ですが、そのしっぽもまた、個性と魅力に溢れています。
柴犬のしっぽには、実は9種類もの形状があると言われています。それぞれのしっぽには特有の特徴があり、柴犬ファンの間で話題になることもしばしばです。この記事では、その9種類について詳しくご紹介します。
9種類のバリエーション
1. 右巻き尾(みぎまきお)
しっぽが右方向に巻かれているタイプで、柴犬を後ろから見たときに、しっぽの先が右側に位置します。柴犬の中でもよく見られる形状の一つです。自然なカーブが魅力です。
右巻きの柴犬は活発で社交的な性格を持つことが多いとされています。
2. 右二重巻き尾(みぎにじゅうまきお)
しっぽの先が右方向にほぼ一周しているほど強く巻かれているタイプです。巻きが深いほど、力強い印象を与えます。
二重巻きの柴犬は、しっぽの巻き方が強いことから、自己主張が強い性格を持つことが多いとされています。
3. 左巻き尾(ひだりまきお)
しっぽが左方向に巻かれているタイプでで、柴犬を後ろから見たときに、しっぽの先が左側に位置します。 左右の巻き方向は個体差によります。
左巻きの柴犬はより落ち着いた性格を示すことがあると言われています。
4. 左二重巻き尾(ひだりにじゅうまきお)
しっぽの先が左方向にほぼ一周しているほど強く巻かれているタイプです。右二重巻き尾と同様に、存在感のあるしっぽです。
二重巻きの柴犬は、自己主張が強い性格を持つことが多いとされています。
5. 車巻き尾(くるままきお)
しっぽが背骨に沿って体の中心に巻かれている状態で、真上から見ると、しっぽが体の中心に位置しているタイプです。
その丸まったしっぽは、まるで車輪のような可愛らしさを感じさせます。
車巻きの柴犬は、しっぽが背骨に沿っているため、しっぽの動きが少なく、落ち着いた性格を示すことが多いです。
6. 半巻き尾(はんまきお)
巻き尾と差尾の中間のような形で、半分だけ巻かれているタイプです。ほどよいカーブが優雅さを感じさせます。
半巻きの柴犬は、しっぽが少しだけ巻いているため、柔軟性があり、社交的な性格を持つことが多いとされています。
7. 太刀尾(たちお)
しっぽがまっすぐに伸びた形状で、剣のような凛々しい印象を与えます。珍しいタイプですが、堂々とした雰囲気があります。
太刀尾の柴犬は、しっぽがまっすぐに立っているため、特に自信に満ちた性格を示すことがあります。
8. 差尾(さしお)
しっぽが真っすぐでやや上向きに差し出されているタイプです。力強くエネルギッシュな印象があります。
差尾の柴犬は、しっぽが持ち上がっているため、警戒心が強い性格を示すことが多いです。
9. 半差尾(はんさしお)
差尾の一種で、やや低い角度で差し出されているタイプです。控えめながらも安定感のあるしっぽです。
半差尾は、しっぽが少しだけ巻いているため、柔らかい性格を持つことが多いとされています。
柴犬のしっぽから感じる個性
これらのしっぽの形状は、遺伝や体格によって決まりますが、どれも柴犬ならではの美しさと魅力を持っています。愛犬のしっぽがどのタイプに当てはまるのかを観察してみるのも楽しいですね。
ちなみにそらうみのしっぽはふたりとも「右二重巻き」です。でも宇宙は最近巻きが緩くなってきたので「右巻き」っぽいかなぁ。
柴犬のしっぽは、彼らの感情や健康状態を表すシグナルでもあります。しっぽを振っているときは喜びを、しっぽを垂らしているときは緊張や不安を表していることが多いです。
しっぽの形状だけでなく、動きにも注目してみましょう。
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