
このブログでは黒柴の宇宙(そら)が「がん」と闘う日々を記録しています。
今回は手術中の写真や動画もあるため、閲覧にはご注意ください。
これまでのお話
宇宙がくしゃみをした際に鼻水に血が混じっていることに気づき、動物病院で診察を受けました。
CT検査と生検の結果、進行の早い「がん」であることが判明したため、早期の手術を決意し、2025年6月18日に入院をしました。
手術(2025年6月19日)
午後2時、仕事中に携帯電話へ「宇宙くんの手術を開始します」との連絡が入りました。
貴重な手術中の様子の画像、動画をいただきましたので掲載します。
手術中
額まわりの毛を刈られて自慢のマロ眉がなくなりました。
全身麻酔で寝ています。頑張ってね。


手術対象部位は鼻の右側、前頭道、副鼻腔、鼻中隔の骨部位。
目の間、額から鼻の途中まで皮膚を切り開いて骨を出した状態。

周りの骨は硬いのですが、ズボっと抜けるところが、癌に浸潤されて、骨が溶けて脆くなっている部分です。
(Xでセンシティブ設定にしたので埋め込みできないためリンク表示します)
骨を切って開いた状況


超音波吸引装置を使用し、腫瘍を乳化(壊して吸引)して腫瘍部分を可能な限り除去した。


はずした骨の裏側の腫瘍が浸潤し、癒着している部分も超音波吸引で処理された。
腫瘍の浸潤により骨が脆くなり穴が開いてしまっている。


骨の縫合は穴が開いてしまったため、通常行われる縫合による閉鎖は行わず、出血状態を確認しながら特殊な止血剤素材を埋め込み閉鎖した。

面会
16時過ぎぐらいに手術終了の連絡があり、面会可能ということで、仕事帰りに動物病院に寄って宇宙に会ってきました。額に傷跡があり「ブラック・ジャック」のようです。

麻酔から覚めてましたが、まだ鎮痛剤のためか朦朧としている状態でした。
手術内容の説明
手術中の状況説明を写真で説明していただきました。
(iPadだったので、そのままボクのiPhoneに写真や動画をAirDropで送ってくれました)


扁平上皮がんは 進行が早く“待ってくれない” 病気です。
宇宙も早期に発見できて病院にかかりましたが、CT検査、生検などを行い、手術踏み切ったものの、腫瘍はすでに骨まで広がっていました。もし検査や治療を後回しにしていたら、さらに深く目や脳に侵潤し 手術の難易度も回復の負担も一気に跳ね上がっていた でしょう。
もし、同じような症状のあるわんちゃんがいましたら早めの決断をお願いします。
お見舞い(2025年6月20日)
手術後2日目。6月20日は宇宙くんの誕生日。
仕事帰りに会いに行ったら、パパ&ママを認識して立ち上がり、元気そうでうれしくなりました。
キュートな「そらくんスマイル」も復活です。


食欲も戻ってきました。

退院(2025年6月22日)
病院お迎え
夕方、宇宙が退院できることになったので、病院に迎えに行ってきました。
少し爪が伸びてい他ので切ってもらいました。

まだ少し鼻血が出てるようですが元気です。


さあお家に帰ろう

帰宅
そらうみの感動の再会シーンを期待したら、宇宙のエリカラが怖くて逃げ惑う碧海ちゃん
とりあえず落ち着いたね

療養中
6月23日
まだ鼻血が出るのでエリカラつけてます。


6月24日
鼻血少なくなったのでえりから外してカッパ隊


6月25日
まだうっすらと鼻血が出るみたい。
もう少しエリカラ続けようか。

抜糸(2025年6月27日)
手術から1週間後、予定通り抜糸しました。
病院に到着

台の上に載せられドキドキ。


抜糸中
いい子でできました。

抜糸完了
ちゃんと皮膚くっついてました。野生の力ですね。

鼻詰まり(2025年6月28日)
スヤスヤ寝ていますが、鼻の中で血が固まって、詰まっていました。
手術で奥の方を削っているので仕方ないのですが。



かさぶたが剥がれた(2025年7月1日)
元気に過ごしているが、仕事から帰って来たら、宇宙の手術の跡の『かさぶた』が剥がれてた。
痒くて引っ掻いたのかなぁ。


残って飛び出しているかさぶたをそらうみママにハサミで切ってもらった。
傷口がキレイになってきた(2025年7月2日)
傷口もだいぶ綺麗になりました。
毛が生えたら目立たなくなりそうですね。
これから放射線治療始まるからわからないですが。

今後の予定
放射線治療
・摘出した腫瘍の検査結果を見ながら放射線治療等、今後の治療計画を立てる予定
・皮膚が安定してから放射線治療を開始するため、早くても7月5日(土)頃
・放射線治療は全部で10〜12回行います。1回につき6〜8グレイの線量を当て、週に2〜3回のペースで通院します。これは、少ない線量を何度も当てる「分割照射」にすることで治療効果を高め、後遺障害を減らすためです。腫瘍細胞は最短で1週間ほどで増殖するため、間隔を空けすぎる(週1回以下)と効果が弱くなるので、短い間隔で続けることが重要です。
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